
こんにちは。
葛飾区金町にある 古民家サロン、アディオ ストレート カイロプラクティック & クレニオセラピー
代表 坂本 剛 です
先日、常磐線の三河島に用事の帰りに
銭湯好きの俺は近くに「帝国湯」という銭湯があることを発見。
素晴らしい佇まいだ。
男湯の暖簾をくぐると、昔ながらの男湯と女湯の間の番台。
小柄なおばちゃんがチョコンと座っている。
脱衣所の作りも素晴らしい。縁側もあり、池には鯉が泳いでいるではないか。
まさに古き良き正統派の銭湯。
俺の選択眼に間違いは無かった。
浴室に入ると、壁には富士の絵。
時間が早いこともあり、先客は二人。
一人は湯船に浸かり。もう一人は洗い場だ。
洗い場でよく体を流し、湯船に向かった。
そして湯船に手を差し入れた・・・
熱い・・
とても熱い・・
横の湯温計を見ると45℃。
東京の銭湯はご存知のように熱湯(あつゆ)が多い。
45℃ならまあちょい熱の部類だ。
幾多の銭湯を制覇した俺の敵ではないと思い。足から入湯!
「熱い」というより「痛い」
耐えられなくて10秒で出てしまった。
45℃のはずはない、絶対湯温計が壊れている。
体感温度は50℃ありそうだ。
まだ、体が温度に慣れていないだけだ。
シャワーをガンガン浴びて、湯船の脇で中の湯を体に慎重にかけて
意を決して再挑戦だ。
一気に肩まで使ったが、また10秒後には風呂から上がっていた。
悔しい・・・
もう上がっていたが、普通に入浴していた先客のオヤジは大丈夫なのか?
神経が麻痺しているか?
すると体を洗っていたもう一人の先客が湯船に向かった。
かなり腰の曲がったおじいさんだ。
彼は、湯船の前で「ハァ〜っ!!」と気合いを入れるや否や湯船に突入。
なんと彼は、全身を使いお湯を攪拌はじめたのだ。
腰の曲がったおじいちゃんが狂ったように湯船を攪拌している。
そうか! 草津温泉の湯もみだ!
草津ではお姉さんたちが民謡を歌いながら木の櫂のようなもので
湯船をかき回しているが、彼はそれを自ら行い温度調整をしているのだ!
つまり、今!まさに!
温度が下がり、入浴チャンス到来だ!
腰曲がりおじいさんからあまり離れると、湯もみの効果は薄れるだろう。
かといって、おじいさん一人しか入っていない湯船なのに、
あまり接近して入るのは誤解を生みそうだ。
俺は、おじいさんから1mほど離れたところに入湯した。
数秒後、俺は洗い場に立っていた。
やはり耐えきれなかった。
昔、スーパージョッキーの熱湯コマーシャルを
バカ笑いして観ていた自分を恥じた。
完全なる敗北だ。
肩を落として脱衣所に戻り、クールダウンしながら考えた。
俺は料理が好きで最近流行りの低温調理もよく行う。
ちなみに、レアのローストビーフは57℃で調理する。
もし、湯船の湯温が50℃だとしたら、あと7℃高かったら、
俺のタンパク質は変成してしまう。
そもそも、タンパク質の凝固温度は45℃くらいのはずだ。
危険だ!あまりにも危険だ!
俺はもう少しで綺麗なロゼ色のレアになるところだった。
自分に言い訳をしながら、番台のおばちゃんに「お世話様!」と挨拶をして出た。
おばちゃんはニヤリと笑った気がした・・
そう、番台のおばちゃんの位置から、
一人で湯船に出たり入ったりしている負犬の姿が丸見えだったのだ。
『治った、良くなったは通過点、その先へあなたを連れて行く』
ADIO ChiropracTIC & Cranio Therapy
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